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建築施工図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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建築施工図とは? 建物は、設計図に基づいて建てられる。しかし大規模建築において設計図段階では解決出来ていない意匠・構造・設備の調整・訂正。実施メーカー・サブコン(サッシ等の協力業者)決定による詳細納まりの設計調整。又、サブコンの材料発注・製作・加工・取り付け工事との工程調整も必要。そこで、それらを解決し、実際の施工に必要な情報を盛り込んだ詳細な図面を設計図とは別に、現場工程に合わせて作成する。この図面が施工図である。又、広義的には施工をする為の仮設足場等の仮設計画図や掘削等の施工計画図も施工図の範中と言える。そして、大規模の工事はすべてこの施工図に基づいて行われる。 建築施工図の工程表 現場では施工工程表が作製されます。その施工工程表に基づいて、施工日から協力業者の加工・取り付け工程(材料発注・製作加工・取り付け施工・完了)を考慮し、施工図の工程となります。例えばコンクリート躯体図の場合、先ず材料発注までに、型枠大工・鉄筋工に大体の図面が必要です。大体というのは、材料発注に必要な要素が盛り込まれているという事です。次に型枠加工となりますが、この時点では、詳細もフィックスしていなければなりません。このフィックスというのは、現場管理者(施工図担当者・工事担当者・現場副所長・現場所長)、そして設計監理者(意匠、構造、設備担当者・監理責任者)lが施工図を確認し、承認印を図面に押し印する事です。ところが実際の現場では、施工図担当者は、現場では副所長・又は同等クラスの者が担当する場合が多い。というのは施工図の納まりによって、施工単価・施工日数が左右されるのをチェックする必要があり、それが出来る役職という事です。また設計では、設計監理の担当者が押す場合が多いです。つまり、実際の施工の図面としては、施工図担当者印・現場副所長印・設計監理担当者印の三者の印のみが押されている場合が多い。施工工程表にはサブコン(協力業者)の必要工程日数に、少なくとも、この三者の図面作成及びチェック確認日数を加えて作製します。 建築施工図 建築施工図と一言に言っても、その目的や工事種別ごとに、実にさまざまな種類がある。 ■構造施工図 ・杭伏せ図 ・基礎コンクリート図(躯体図) ・各階コンクリート図(躯体図) ■意匠施工図 ・平面詳細図 ・展開図 ・天井割り付け図 ・タイル割り付け図 ■製作図(サブコン) ・鋼製建具図 ・金物図 ・木製建具図 ・.木造作図 ・EV図 ・石割り付け図 ■仮設・施工計画図 ・総合仮設計画図 ・山留め計画図 ・足場計画図 ・鉄骨建方計画図 コンクリート躯体図 ■杭伏せ図 杭伏せ図は、敷地形状と杭の位置(杭芯)及び、杭番号、杭種、杭天端レベル、杭長を示す図面。 杭には主に、PC杭と場所打ち杭がある。また、地下階がある場合や、ベタ基礎といって建物の基礎部分全体を掘り下げて、杭を使わない場合もある。 PC杭は工場で造られ、現場に搬入して打ち込む。細い径で、柱1本に対して複数本の杭を使用する。 杭天端レベルは基礎底版と杭頭との納まり(例えば基礎底レベル+100が杭天端レベル等)を構造設計より確認し決定すること。特にEVピットや湧水ピット・排水ピット・設備等のピット関連。又基礎接続の地中梁のデップス(梁成)が大きく基礎底より下がっている事も設計図では多々有り、そんな場合は地中梁成を小さくして鉄筋を多くしても応力として満足しない場合が多く、基礎底を下げて地中梁を納める形となりますので、当然杭天端レベルも設計より変更しなければなりません。基礎の施工図と併行して杭の施工図の作業を進めるのが一般的ですが、PC杭や場所打ち杭の鉄筋加工は現場での杭施工の前に図面がl必要となりますので、基礎作図作業が間に合わずに、部分的なチェックで杭工事が着工される事も有ります。 杭施工は地中障害等で平面的誤差が出る場合が多い。誤差が大きい場合は、構造設計者と打ち合わせをし、基礎底版を大きくする等して変更対応します。又地中障害で杭が高止まりする場合も有ります。杭が支持地盤まで到達していないという事です。こんな場合も構造設計者と打ち合わせをし対応しなければなりません。 ![]() 場所打ち杭は現場で穴を掘り、(配筋し)コンクリートを流し込んで、杭を造る。大きな径で、柱1本に対して杭も1本。 ![]() ■地下躯体図 地下の躯体の施工をする前には、SMWやアースアンカー工法等、周辺の山止め工事があります。 山止めを施工し、掘削をした後、杭頭処理、捨てコン、スミ出しの順となります。 主なコンテンツとして、2重壁(内壁CBorALC用基礎立ち上がり・排水)、2重床ピット(通水口・通気口・人通口・排水ピット)、後施工の簡易2重床の場合の床レベルの調整、その他点検用マンホール、タラップ等も打ち込みか後打ちとするかも考慮し作図する。 その他ピットとしては、免震装置用ピット、雨水排水流量調整用ピツト、EVピット、防火水槽、駐車場等があります。 又、免震装置用の免震ピットがあります。代表的なものに積層ゴム仕様の免震装置は、11階建て以下の建物に用いられます。ブリヂストンや横浜ゴム等のメーカーで製作しています。ピット排水はポンプアップですが、二重壁は一般的には設けません。構造的荷重によって免震ゴムの厚さが異なりますので、そのベースのレベル特に注意のこと。 ■基礎伏せ図 基礎部分のコンクリートを上から見下げた図面。 [チェックポイント] ・基礎と杭の納まり。 ・地中梁と基礎の納まり。 ・上部壁と地中梁との納まり。 ・EVピットの納まり。 ・.排水ピットの納まり。 ・石、タイル等の納まり。 ・防水仕上げの納まり。 ・サッシ大型埋め込み金物の納まり。 ・仮説クレーン基礎等納まり。 ・仮説足場荷重等納まり。 ■床伏せ図 床を上から見下ろした図面。 一般的には、最下階のみ作成することが多い。高低差が少なく、あまり複雑でない場合は基礎伏せ図に床の情報を入れて床伏せ図を省略する場合もある。また、逆に複雑な形状の場合は中間階でも作図する。 ![]() ■各階見上げ図 1フロアごとにコンクリート躯体を見上げた図面。 例えば1階見上げ図は、1階の柱・壁と2階の床・梁を描く。これは、1回のコンクリート打設範囲とおなじ。また、形状の複雑な部分は断面図や詳細図を描いて、不明な点が一切無いように表現する。 壁面の目地(目地棒)や面取り(面木)、又ヌスミも詳細形状と位置を明記する。 目地には「打ち継ぎ目地」と「構造スリット目地」と「クラック誘発目地」、「水切り目地」があります。 面木は角(コーナー)の保護・保持の為に入れる他、コンクリートを左官でコテ押さえする際の定規となります。面木が無いとコテ押さえのスミとクギだけを目安に押さえますので、真っ直ぐに押さえ難くなります。 ヌスミには、サッシ廻り及び水切り、EVインジケーター、設備コンセント配管BOX等があります。 その他、打ち込み金物は、サッシやシャッターのアンカー。EV用アンカー。天井インサート。ダクトや照明等設備用アンカーやインサート。外部・内部足場つtなぎ等の仮設用アンカー。タワークレーン等のアンカーボルト等があります。 これらは躯体図一枚の図面に書くと、煩雑になり過ぎて、間違いの元になりますので、別図とすtる場合が多いです。 又、型枠ベニアも打ち放し(鏡面)・打ち放しの上ペンキ吹きつけ・タイル貼り・やりっ放し等仕上げによって、材料が変わります。これは、複雑なものは図面化して、指示する必要があります。 又、スパンクリート(ツルガスパンクリート等)・ボイドスラブ・デッキスラブ(構造デッキ・型枠デッキ)・プレキャストコンクリート・・・等々の混合躯体もあります。 ![]() ■屋根伏せ図 屋根(最上階)を上から見下ろした図面。 雨水をどのように流すかわかるように、勾配レベルも明記する。 ![]() ■階段躯体図 階段部分はコンクリート形状が特に複雑なので、見上げ図とは別に詳細な図面を作成する。 階段幅・階段スラブ厚さ・蹴上・踏み面・ころび・手すり・有効高さ、又 踊り場の幅・奥行き・手すりの高さ・有効開口等の仕上げを考えて設計の法的なチェックもフォローしながらの作業となる。階段関連金物としては手すり(健常者用・障害者用)・段鼻ノンスリップ・排水等、打ち込み・後付けを考慮し作図する。また段面の雨水の水たまりを考えての勾配は仕上げの左官仕事でする。設備的には照明・避難誘導照明・消防設備等。打ち継ぎ目地の意匠的な問題。又段裏の水切り目地も入れないと水アカが段裏を伝います。コーナー面木と30mmはあけて入れること。あまり近いとコンクリートがまわらず、「巣になります。」 ![]() 仕上げ図 ■平面詳細図 ■タイル割付け図 タイル仕上の場合、タイルのサイズと目地幅を考慮し、壁面(あるいは床面)を割付け、可能な限り半端なタイルを使わないようにする。(タイルが何枚・目地が何本あるか全て表します。) ![]() ■天井伏せ図 ・・・・・・などなど その他 ■外構図 コンクリート躯体図の実際 鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の建物で、仕上材を除いたコンクリートの形状をあらわした図面で、施工図の中でも特に重要な図面。 躯体符号 コンクリート躯体図では、2次元の図面で3次元の建物を効率よく表現するために、Z(高さ)方向の寸法を楕円や円、四角などの符号の中に書いて表す。これを躯体図符号と言う。躯体図符号は表現する内容は同じであっても、形状や表現方法が施工会社によって異なる。また、同じ施工会社でも工事担当者によって異なる場合もあるので、事前の打ち合わせでよく確認しておく必要がある。 梁符号
表現する内容は、梁記号、梁幅、梁成、上階基準線からの梁天端レベル。
例えば、上記「 T (スラブ厚)」を「スラブ厚+断熱材厚」。 有効開口下端レベル。 タイルのサイズ
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